病院で順番を待っていたら、何度も同じ話をする看護師の声。本日の診察が終わった老夫婦が次回の説明を受けていた。
看護師「○○日は検査だからね。
朝は食べずに、薬も飲まずに来てくださいね。
前の晩までは普通にね。飲まないのはその日の朝だけ」
(老妻なにか言う)
看護師「バファリン? うちはバファリンは出してないけど・・。
○○で出されてる分ね、飲んでいいよ。
飲まなきゃ余計に悪くなるから飲んで。
検査のときは薬を飲んだかどうか確認するから言ってね」
(老妻なにか言う)
看護師「バファリン飲むと飲まないとで検査が違うんです。
組織をつまむときは飲んじゃダメなの。
だから確認するだけ。勝手に薬やめちゃダメですよ。
多分次の検査は胃の中を見るだけだけど一応ね」
(老妻なにか言う)
看護師「前の晩まではいつも通り飲んでね」
なかなか話がかみ合わず、上のやり取りを何度も繰り返している。若い看護師は根気強く優しく説明しているが、最後には声から疲れがうかがえた。
看護師「じゃぁもういいかな。お大事にしてください・・・」
多分検査を受けるのはご主人なんだろうけど、椅子に腰かけてうなだれている。帰るときも老妻の後をついて歩いてる感じ。
自分の診察が終わって会計を待っていると、またあの老婦人がいる。今度は受付の事務員と話している。
事務員「次に来るのは19日ですよ。25日じゃないよ。
25日じゃ日が空きすぎるから19日にしたんだよね?」
(老妻なにか言う)
事務員「そうじゃなくてね。一緒にはできないですよ。
19日は今月でしょ。25日は4月だもの」
(老妻なにか言う)
事務員「こっちは2月の19日ね。もうひとつは4月でしょ」
(老妻なにか言う)
事務員「2ヶ月も離れてるから一緒に予約はできないのよ」
今度も同じ話を繰り返しているけど、納得していないようだ。
人一倍理解力が悪いのか説明が下手なのか、いずれにしてももっと話の通じる人が付き添わねば危険だなぁ。
いろいろ事情があるんだろう。高齢社会を目の当たりにして重い気持ちになったのだった。
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